フルベッキ写真に映る「禁断の人物」

まず、この写真に登場するのは宣教師グイド・フルベッキ。彼は長崎で英語を教え、多くの日本人に影響を与えた人物だ。しかし、写真には彼の周りに、日本の幕末から明治維新にかけて活躍した錚々たる面々が写っている。例えば、岩倉具視や坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛、そして伊藤博文など、当時の重要な人物たちだ。これだけでも歴史の転換点にいた人物たちが集まっているのは異様だ。

驚くべきことに、この写真には本来写ってはならないはずの人々も含まれているのだ。

それは、派閥が違う者たち、例えば薩摩藩と長州藩の人々が、敵対関係にあったにもかかわらず、同じ写真に収まっていることである。坂本龍馬が薩長同盟を成立させたとはいえ、これほどまでに仲良く写真に写るのは異常だ。果たして、この写真の真相とは何なのか？

フルベッキ写真の真相と隠された陰謀

この写真が世に出たのは、実は昭和時代になってからのことだ。日本史研究者である島田隆輔氏がこの写真の存在を公表し、さらに「この写真には明治天皇が写っている可能性がある」との論文を発表したことが始まりだ。島田氏は、写真に写る人物たちが本当に同時代に一堂に会したのか、またその中に明治天皇が含まれていたのかを深く探求した。

島田氏の研究は日本史界隈に大きな波紋を呼び起こし、彼の説は否定されることも多かったが、一部では彼の説を支持する者もいた。しかし、その後、島田氏の研究はほとんど公にされることがなくなり、写真自体が「禁断のもの」として封印されていった。

日本の歴史を裏から操った「秘密結社フリーメイソン」

ここでさらに注目すべきは、このフルベッキ写真に関与したとされるフリーメイソンの存在だ。

フリーメイソンは、世界中に影響力を持つ秘密結社であり、歴史の裏で多くの事件を操ってきたと言われている。実は、フルベッキもまたフリーメイソンの一員であり、彼が日本に与えた影響は計り知れない。

フリーメイソンのメンバーであったトーマス・グラバーも、幕末の日本において大きな役割を果たした。彼は坂本龍馬を影から操り、日本をフリーメイソンの影響下に置こうとしていたのだ。しかし、フルベッキはその計画に対抗し、日本がイギリスの植民地になることを防ぐため、若い力を集めて明治維新を実行させたのだという説がある。

明治天皇の謎とフリーメイソンの影響

さらに、この写真に写る人物たちの中に、実は「明治天皇」が含まれているのではないかという説もある。明治天皇が幼少期にフリーメイソンによって入れ替わり、彼の背後で日本の運命が操られていたのではないかという都市伝説だ。この説は、日本の歴史の中でも最もタブーとされる話題の一つであり、現在も議論の的となっている。

もしこの説が真実であれば、日本の近代化を推進したのは、実はフリーメイソンの意図であったのかもしれない。そして、その目的は、日本をイギリスの植民地化から守るためだったのだろうか。