約60年前の名車が、実はパトカーとして使用されていたことをご存じでしたか？マツダが2024年9月11日に公式X（旧Twitter）で公開したのは、「コスモスポーツ」のパトカーの画像でした。この投稿は、9月11日が「警察相談の日」に制定されていることにちなんで、警察車両としてのパトカーを取り上げたものです。

この投稿に先立ち、マツダは「コスモスポーツがパトカーに採用されたことをご存じですか？」というアンケートを実施。その結果、なんと56.2％の人が「知らなかった」と回答しました。総投票数696票中、およそ6割の人々がこの驚くべき事実を知らなかったのです。

コスモスポーツとロータリーエンジン

「コスモスポーツ」は1967年5月に発売され、世界初のロータリーエンジンを搭載した実用車として注目を浴びました。その特徴である優れた加速性や高速走行性能は、当時の車としては抜群のものでした。これらの性能が評価され、高速道路での交通取締用パトカーとして採用されることとなったのです。

マツダが公開した今回の画像には、広島県警のコスモスポーツの車体が写っています。しかし、コスモスポーツは広島県警だけでなく、警視庁など他の警察組織にも配備されていたのです。この車両がパトカーとして使用されていたとは、多くの人々にとって驚きの事実だったことでしょう。

継承されたロータリーエンジン

コスモスポーツの後、そのロータリーエンジン技術はマツダの他のモデルにも引き継がれました。その代表的な車種が、RX-7やRX-8です。これらの車両も、実はパトカーとして導入されていました。特にRX-7は、1978年から1985年まで販売されていた初代が秋田県警で使用されていたことが知られています。

SNS上での反響

今回のマツダの投稿には、多くの反響がありました。「コスモかっこいい！」「子供の百科図鑑に、コスモスポーツのハイウェイパトロールカーの写真が載っていて、背が低くてカッコいいなと思いました」「首都高にFCのパトカーいましたね」など、多くのコメントが寄せられ、そのデザインや性能に対する賛辞が飛び交いました。

このように、マツダのスポーツカーがパトカーとして使用されていたという事実は、多くの人々にとって新鮮で驚きのあるものでした。コスモスポーツが持つ美しいデザインとその高速性能は、パトカーとしての役割にもぴったりだったと言えるでしょう。

名車の歴史に新たな光

コスモスポーツやRX-7、RX-8がパトカーとして活躍していた事実は、これまであまり知られていませんでした。しかし、今回のマツダの公式投稿を通じて、その歴史が再び注目を浴びることとなりました。これらの車両は、単に美しいデザインや高い性能を持つスポーツカーとしてだけでなく、警察の車両としてもその実力を発揮していたのです。

今後、マツダの名車たちがどのような形で再評価されていくのか、その動向に注目が集まります。今回の投稿をきっかけに、これらの車両の新たな一面が広く知られるようになり、多くの人々にその魅力が伝わることでしょう。