乙女の園が揺れている──。劇団員の有愛きいさん(享年25)の急死を受けて、宝塚歌劇団の組織体制が問題視されている。同劇団は11月14日に開いた会見で、外部の弁護士チームによる調査報告書を公表。過密スケジュールや自主稽古の存在が有愛さんの死につながった背景に触れ、遺族に謝罪しつつも、ハラスメントやいじめについては「存在を確認できなかった」とした。
宝塚歌劇団は100年を超える長い歴史の中で、多くの名女優を輩出してきた。その代表格と言えるのが黒木瞳(63)だ。今年7月、宝塚音楽学校の創立110周年記念式典に登壇した際は、「あの頃があって今の自分がいる。大変なこともあったけど、かけがえのない財産です」と感慨深げにコメントした。
黒木は福岡県出身。
それでも黒木は倍率22.4倍の“狭き門”を突破し、晴れて宝塚音楽学校に入学。苦難の日々が始まった。
大地真央(67)にはプロフェッショナルとしての振る舞いを叩き込まれた。「大地さんは『組のトップではなく、宝塚のトップにならなければ意味がない』という一心で、黒木さんをスパルタ指導しました。
黒木自身は、宝塚という特殊な環境への感謝を述べている。
かつて黒木は、宝塚について「宝塚がなかったら、今の自分はなかった。私のすべて、私のいしずえと言ってもいいし、今もあこがれの夢の世界です」とも語っていた。今回の騒動について、黒木は公式コメントを出していない。沈黙の裏には、深い悲しみがあるのだろう。
引用元:https://www.instagram.com/p/C6-7rutv3W_,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]