歌手、宇多田ヒカル(40)が22日、X(元ツイッター)を更新。10年前の同日に死去した母で歌手、藤圭子さん(享年62)の命日に「自死遺族の集会に通ってみた時期、精神分析、育児や創作を通して自分と向き合い続けたこの10年で学んだこといろいろ」と、投稿した。
宇多田は「死に正しいも正しくないも自然も不自然もない。何かをすると決めた人間がそれを実行するのを周りがいつまでも阻止するのはほぼ不可能」とし、「今知ってることをまだ知らなかった時を振り返って『ああしていれば』『なぜ気づかなかった』と自分を責めるのはまだ手放す準備ができていないから」とつづった。
さらに「人が何を感じてどんな思いでいたか、行動の動機やその正当さなんて、本人以外にはわからない」とした上で「わかりたいと思うのも、わからなくて苦しむのも他者のエゴ。『理解できないと受け入れられない』は勘違い(恋人に別れを切り出されて理由と説明をやたら要求するひと的な、一種のパニック状態)で、『受け入れる』は理解しきれない事象に対してすること。理解できないと理解すること」と分析。
「人が亡くなっても、その人との関係はそこで終わらない。自分との対話を続けていれば、故人との関係も変化し続ける」と死生観を記し、「参考になるって思う人が一人でもいたら書いてよかった。みなさん良い一日を」と結んだ。
引用元:https://twitter.com/obstsalat999/status/1793576859713802470,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]