150年前の日本を訪れた外国人たちが見た日本の姿は、彼らの国の常識を覆すものばかりでした。今回は、そんな彼らのエピソードを通じて、日本の昔の姿に迫ります。
日本の文化とモラルに驚嘆する外国人たち
まず、フランシスコ・ザビエルやルイス・フロイスといったヨーロッパの宣教師たちが日本に初めて足を踏み入れたとき、彼らは日本人の文化とモラルの高さに驚きました。ザビエルは手紙で、日本人は「ヨーロッパの最高の人々すら足元にも及ばないほどの高い文化と道徳を持っている」と記しています。
さらに時代が進み、幕末の頃には西洋の外交官や商人たちが日本を訪れ、同じように驚嘆しました。
正直さと信頼が息づく社会
シュリーマンは、中国から日本に渡った際、日本の人々の正直さに感動するエピソードを語っています。彼が中国で経験したことといえば、乗り物に乗っても最初に提示された料金とは全く異なる高額の料金を後から請求されるといった不快な出来事ばかりでした。そのため、彼は日本でも同じようなことが起きるだろうと予想していました。
しかし、日本で渡し船に乗った際、シュリーマンはその予想を裏切られることになります。
外国人女性の旅の安全
さらに、イギリス人女性旅行家のイザベラ・バードも、日本の安全性と人々の親切さに感動しました。彼女は「日本ほど女性が危険に遭わず、安全に旅行できる国はない」
と述べています。彼女の旅の間、ぼったくりに遭うこともなく、人々から失礼なことをされることもありませんでした。
貧しくても心豊かな日本の田舎
また、英国人登山家のフォルダー・ウィストンは、日本の最も貧しい村に滞在した際に、そこに住む人々の純粋な親切心と温かいもてなしに感動しました。彼は「この気の毒な教育のない日本の田舎人ほど真の意味で親切な人々を見たことがない」と語り、辺境の地であっても日本人の高い道徳性に感嘆していました。
微笑みの国、日本
ラフカディオ・ハーン、別名小泉八雲は、日本人の「微笑み」に魅了されました。彼は、「日本人の微笑みは、長年育まれてきた作法であり、それはまた沈黙の言語でもある」と述べています。ハーンは、日本に住むことで、人情の機微に触れる喜びを感じ、日本の美しい心を賞賛しました。
西洋にはない日本の秩序と清潔さ
アメリカの作家で地理学者のエリザ・シドモアも、日本の秩序と清潔さに驚きを隠せませんでした。彼女は、「日本の群衆は何千人いても暴動を起こすことはなく、パンや財産を配分することもない」と記し、日本人の秩序正しさと自制心を称賛しました。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=RK0T7xtWYpU&t=25s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]