私には二人の息子がいます。長男の太郎は3歳半、次男の次郎は1歳です。最近、長男の太郎が「ごはん食べたくない!たろう、おかし食べる!」と食事を拒否することが多くなり、私は困り果てていました。
その日もいつものように、私と太郎、次郎の3人で夕食をとっていました。次男の次郎が手づかみで食べ物を散らかすので、その処理に追われていると、玄関のドアが開き、主人が帰宅しました。平日に子供たちの食事の時間に帰れることは珍しいので、子供たちは大はしゃぎでした。
しばらくして、太郎が「もうおなかいっぱーい!アイスにしよ!」
「太郎、パパの膝に座って。少し話そう。」と言う主人。アイスを食べたがる太郎は一旦反発しましたが、主人の膝に乗り、二人で向かい合って話し始めました。
パパの教え
パパ「太郎、よくママにプレゼント作ってあげるよね?」
太郎「うん、今日もお花とってかみでつつんであげたの。」
パパ「ママ、なんて言った?」
太郎「ママ、うれしいっていった。そこにかざってあるよ!」
パパ「じゃあね、ママが太郎のプレゼントなんかいらない、こんなお花じゃなくて他のがいいって言ったらどんな気持ち?」
太郎はショックを受け、涙を浮かべました。
パパ「ママが毎日作ってくれるご飯はね、お前へのプレゼントなんだよ。太郎が喜んでくれると思って、嬉しい気持ちで作ってるんだ。それは、お前がママのためにお花をつむ時の気持ちと同じだね。
」
太郎「うん…(泣いている)」
パパ「ママはね、お前のために一生懸命作ったプレゼントをいらないって言われて、毎日自分で捨ててるんだよ。どんな気持ちかな。」
太郎は大きな声で泣きました。「ごめんなさい、ママ~」と言いながら、泣きました。
主人の言葉、向かい合う姿勢、プレゼントという言葉。全てが太郎に染み込んでいくのがわかりました。
太郎の本音
しかし、太郎は泣きながらこうも言いました。「ママといっしょにたべたかったんだもんー、あつまれしてほしいんだもんー」今度はこれが私に刺さりました。
正直、毎日の食事では次男にばかり気を取られていました。
「お兄ちゃんは自分で食べられるから偉いね」という本意は「1人でしっかり食べてね」だったのかもしれません。次男も一緒に食事をするようになってから、太郎は「あつまれして」と言わなくなりました。
「あつまれ」とは、お皿に散在しているご飯をスプーンでかき集めることです。昔はよく言っていたけど、成長したんだなぁなんて勝手に思っていました。しかし、違ったのです。
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