プレーのみならず痛快な論Powerが多くの野球ファンから支持されているパドレスのダルビッシュ有。その行動は日本プロ野球会OBの重鎮を相手にしても変わりません。3度の三冠王を達成したレジェンド落合博満に対しても、ダルビッシュは自論を曲げることはありませんでした。
落合博満との論争
2018年に、落合博満は当時阪神の監督であった金本知憲との対談で、走り込みの重要性を力説し、「メジャーの選手のランニング量は日本人よりも多いかもしれない」とも訴えました。これに異を唱えたのがダルビッシュでした。
ダルビッシュはTwitterで「アメリカの選手の方が走るとか絶対にない」と切り出し、日本プロ野球会について「時代遅れの人たちを一掃してからじゃないと絶対に変わらない」という発言を兼ねてからしていました。怪腕を持つ落合にすら、自身の意見を曲げないダルビッシュは、自身の言葉を発信する現代風アスリートの代表格と言えるでしょう。
ダルビッシュの経歴
ダルビッシュ有は1986年8月にイラン人の父と日本人の母との間に生まれました。小学2年生の時に野球を始め、中学3年時にはストレートは140kmを超え、注目を集めました。
プロ入り後も期待通りの活躍を見せ、日本ハムではエースとして数々のタイトルを獲得しました。そして2012年にMLBのテキサス・レンジャーズへ移籍。メジャーでも活躍を続けましたが、2015年に右肘の人体を損傷し、トミー・ジョン手術を受けました。怪我から復帰した後も、ロサンゼルス・ドジャースやシカゴ・カブスを経て、現在はサンディエゴ・パドレスで活躍しています。
落合博満への反論
落合博満と金本知憲が藤浪晋太郎について話し合った際、落合は「ランニング不足が原因」と指摘し、「アメリカの投手も走る」と言及しました。これに対してダルビッシュは「アメリカの選手の方が走るとか絶対にない」とTwitterで反論。彼は「走り込みが足りない、走れ。それでもダメなら投げ込み、それでもダメなら精神的に弱い。
日本球界への思い
ダルビッシュの発言には、日本のスポーツ界全体を良くしようとする強い思いが込められています。彼は自身の経験をSNSで発信し、トレーニングや栄養、サプリメントに対する偏見をなくし、スポーツ界全体を変えたいと考えています。彼は「NPBがMLBの上を行くこと」を目指しており、そのために日本球界の改善を訴え続けています。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=uicZJMbH0Oo,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]