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大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部のもう一つの作品「紫式部日記」から分かる裏の顔
2024/08/07

このドラマは、平安時代の華やかで複雑な宮廷生活を背景に、主人公・紫式部の波乱に満ちた人生と、その中で生まれた不朽の名作『源氏物語』を描いています。特に注目すべきは、その中でも第1帖「桐壺」を全6回にわたって取り上げる点です。新訳を手がけたのは、恋愛小説の名手・角田光代氏であり、その筆致が物語に新たな息吹を吹き込んでいます。

紫式部のもう一つの顔

紫式部といえば、『源氏物語』の作者として広く知られていますが、彼女のもう一つの代表作『紫式部日記』をご存じでしょうか。

この日記は、宮中での出来事を事細かに記したものであり、『源氏物語』とは対照的に、紫式部の意外な一面を垣間見ることができます。

宮廷での生活と人間関係

『紫式部日記』には、平安時代の1008年秋頃から1010年の正月までの約一年半の宮廷での様子が記されています。宮中の人間関係や、紫式部自身の人物評が生き生きと描かれており、当時の宮廷生活がリアルに浮かび上がります。

中でも、紫式部が仕えた中宮彰子の未講出産やその祝賀の様子など、大きな行事についても詳細に記録されています。

宮内庁書陵部が所蔵する黒川本という写本が最も良い状態で保存されており、現代の私たちもその内容を読むことができるのは幸運です。

紫式部の辛辣な人物評

『紫式部日記』には、紫式部が見た宮廷の人物たちについての辛辣な批評が多く含まれています。例えば、ライバルである清少納言については、「彼女は偉そうで、字を書き連ねるけれども、よくよく注意深く読んでみると幼稚な間違いをする」と評しています。

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