日本の始まりは、一般的に奈良県の飛鳥地方とされていますが、最近の研究や発見により、それ以前の日本列島に存在した古代文明や王朝の存在が注目を集めています。
まず、注目すべきは「日高見国」(ひたかみのくに)と呼ばれる古代の王国です。日本書紀にもその名が記されており、北東日本に存在したとされるこの国は、古代の日本列島で重要な役割を果たしていたと考えられています。しかし、その具体的な場所や詳細については多くが謎に包まれています。
日本書紀によれば、日高見国は強力な「蝦夷」
この日高見国が具体的にどの地域を指すのかについては諸説ありますが、宮城県や青森県がその候補地として挙げられています。特に青森県には、後述する「三内丸山遺跡」などの巨大遺跡が発見されており、日高見国がこの地に存在した可能性が高いとされています。
青森県の「三内丸山遺跡」は、縄文時代中期に栄えた大規模な集落跡であり、その規模と発展ぶりから、日本列島における古代文明の存在を示唆する重要な発見となっています。
また、三内丸山遺跡だけでなく、青森県内には他にも多数の謎の遺跡が点在しています。その一つが「海底遺跡」です。味ヶ沢の沖合に位置するこの遺跡は、100メートル以上の深さにあり、古代に何が起こったのかを探る手がかりとなる可能性があります。
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