平安時代の貴族には優雅で華やかな生活をイメージする方が多いでしょう。しかし、実際の貴族の生活はそんなイメージとかけ離れていたことをご存知でしょうか。今回は、そんな平安貴族の日常生活についてご紹介します。
桓武天皇が現在の京都平安京に都を移した794年から、源頼朝が鎌倉幕府を開いた1185年までのおよそ390年間が平安時代です。この時代は、貴族が政治の実権を握り、日本独特の国風文化を開花させた時代でした。貴族とは、身分や家柄が高く尊い人たちで、その人口は全体の0.003%以下と言われています。まさに選ばれし者たちです。
平安時代の貴族は、今でいう政治家や上級公務員のような存在で、朝廷で国政に関わる仕事をしていました。貴族の一日は午前3時の起床から始まります。これは朝廷の門が開く時間に合わせてのことでした。まず、自分の星の名を七回唱え、鏡で自分の顔を確認し、星や暦などの占いをしてその日の吉凶を判断します。結果が好ましくない場合は、その日は欠勤するという徹底ぶりです。
特に問題がなければ、前日の日記を記し、粥を食べ、歯磨きを済ませて午前6時に出勤します。仕事は天皇の前での協議や政務などで、具体的には土地や年貢の管理、行事の準備などがありました。これらの仕事は午前中に終わり、午後は趣味や勉強に時間を費やすことができました。
貴族の生活は一見すると優雅に見えますが、そこには貴族ならではの苦労がありました。
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引用元:https://youtu.be/xvqMfwV5CvQ?si=X5XKat28Z-3ZFlCT,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]