皆さんは、日本が植民地化されたことのない世界的にも珍しい国だということをご存じでしょうか。特にアジアで完全に植民地化されなかった国は、日本とタイだけです。しかし、日本にもかつて植民地化の危機は何度か訪れました。では、なぜ日本はその度に危機を免れたのでしょうか。今回は、日本が植民地化されなかった理由について詳しく解説していきます。
諸説ありますが、日本が植民地化の危機に面したのは大きく三度と言われています。
世界で本格的な植民地化が始まった大航海時代より前、日本は元による侵略の危機を経験しました。時は十三世紀、何度も送った国書を無視する鎌倉幕府に業を煮やしたのがモンゴル帝国のフビライ・ハーンでした。彼が派遣したモンゴル軍は三万とも言われる大群。対する日本は数千程度の兵力だったと言われています。
モンゴル軍は集団戦で攻め込んできましたが、二度の元寇はいずれも失敗に終わります。その理由として「神風」と呼ばれる台風の存在が挙げられますが、実はそれだけではありません。モンゴル軍内部で対立があったり、不慣れな戦いだったという指摘もあります。モンゴル軍も実態は寄せ集めの集団で士気が低かったとされます。対する鎌倉武士は荒くれ者たちで、最初こそ戦法や兵器の違いに驚きましたが、次第に力を取り戻していきました。
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引用元:https://youtu.be/A7sKwYuVeSI?si=rqRHtqhrJiN2YwNq,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]