落合博満氏が大谷翔平と松井秀喜の「決定的な違い」を指摘し、その見解が話題となっています。両者とも日本を代表する名選手ですが、彼らの打撃スタイルには明確な違いがあり、その違いこそがMLBでの成功を分ける要因だと語られています。
松井秀喜選手は、2003年にニューヨーク・ヤンキースに移籍し、MLBで活躍しました。しかし、松井選手のメジャーでの最高本塁打は31本に留まりました。一方、大谷翔平選手は2021年に46本、2023年には44本の本塁打を記録し、MLBで日本人初のホームラン王となっています。
落合博満氏が語るように、松井選手は「フェアゾーンに飛ばさなければならないボールを外に向けて振っている」とし、そのフォームに問題があったと指摘します。松井選手は強力なスイングを持っていましたが、そのスイングがボールをゴロにしてしまう傾向があったのです。実際、松井選手はMLBで「ゴロキング」と呼ばれる時期もありました。
一方、大谷選手は日本人には珍しい「ノーステップ打法」を採用しています。これは落合氏が「普通のバッティング理論からすると反していますが、大谷の体の強さがあるからできる」と評する特異なフォームです。大谷選手はその圧倒的な筋力と体格を活かし、アッパースイングでボールを捉え、メジャーでも次々とホームランを打ち続けています。この打法は他の選手には真似できない特別な技術だとされています。
次に、落合氏が指摘するのは「身長の違い」です。大谷選手の身長は193cm、松井選手は188cmと、わずか5cmの差ですが、落合氏はこれが打撃に大きな影響を与えると語ります。特に、打者がマウンドから投げられるボールを見る際、身長が高いほどボールの軌道を正確に捉えることができるといいます。
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