昭和40年代初頭まで、舗装されているのは国道など幹線道路だけでした。特に冬の厳しさが増す北海道旭川市では、根雪が降り積もる頃から春先までの間、大人も子供もゴム長靴が当たり前の装いでした。その当時の生活を今に伝える、貴重なモノクロ写真が今回カラーで復元されました。今回はその写真を通して、昭和の真冬の旭川市の様子を振り返りましょう。
昭和31年12月の旭川市は、深い雪に覆われていました。住宅の屋根や庭、そして道路までが雪で埋め尽くされ、日常生活の一部となっていたことが伺えます。人々は雪かきに追われ、家の周りの雪をどける作業が日課でした。家々は木造で、雪の重みを支えるための頑丈な造りが特徴的でした。
昭和35年3月の写真では、雪が溶け始めた道を歩く人々の姿が映し出されています。氷と泥が混じり合い、足元が悪い中でも日常生活を送る人々の姿はたくましく感じられます。この時期は道路の舗装が進んでおらず、雪解け水でぬかるんだ道を歩くのが日常でした。
昭和36年3月の旭川市では、幹線道路以外の道はまだ舗装されておらず、春先の泥道が広がっていました。トラックや車が泥に埋もれながら走る姿が見られ、人々は長靴を履いて泥を避けながら歩いていました。この時期の風景は、まさに昭和の懐かしい光景です。
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引用元:https://youtu.be/SXCTCDrmNiM?si=SbWNEMZ7EIHIRBSy,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]