駅前のマクドナルド。その出入り口で、よくいるタイプの高校生集団がたむろしていました。男子3人、女子2人の5人組。膝の上に女の子を座らせて、まるでここは飲み屋かのように馬鹿騒ぎしていました。
その日、私はバイトの帰り道、たまたまそのマクドナルドの前を通りかかりました。すると、店員のお姉さんが出てきて、「他のお客様から苦情がきていますので、止めてもらえないでしょうか?」と静かに注意していました。
お姉さんが「営業妨害ですから」と説明すると、高校生たちはさらに挑発をエスカレートさせ、「むかつくー、アンタの写真取ったしね(携帯を見せる)」「連れにバラ撒くし」「帰り道何かあっても知らないよ~」と威嚇しました。その場の空気は一気に険悪なものに。
その時、私と目が合った男子が「なんだ?」と絡もうとした瞬間、近くの花屋のおばちゃんが「あんたら毎日毎日うるさいんじゃ-家帰り!!」
その場面を目撃していた通勤途中の男性たちが、突然「ゴラ!」「あほ!」「帰れ!」「クソして寝ろ!」と一斉に怒鳴りました。全員バラバラの個人で連れでも何でもない男性たちの連携した一斉の怒鳴り声に、高校生たちは腰を抜かしながら逃げ出しました。
ちなみに、そのうちの一人の男子は逃げる際にコカンが濡れていました。恐らく恐怖でチビったのでしょう。周囲の大人たちの連携した行動によって、高校生たちはしっかりと自分たちの行動を見直すきっかけを得たのかもしれません。
この一件は、駅前のマクドナルドでの小さな騒動でしたが、地域社会の連携と大人たちの毅然とした態度がいかに重要であるかを示しています。高校生たちも、自分たちの行動が他人にどれだけ迷惑をかけているか、深く考える機会となったことでしょう。
この出来事は、日常の中にある小さなドラマの一つですが、そこには多くの教訓が詰まっています。大人たちの毅然とした態度、地域社会の連携、そして何よりも他人への配慮と尊重。これらが日常の平和と秩序を保つ鍵となるのです。