サンディエゴ・パドレスのベテラン投手、ダルビッシュ有が、5億7000万円という巨額の年俸を返上するという驚くべき決断を下した。そのニュースは瞬く間に米国中を駆け巡り、ファンやメディアを驚愕させた。
38歳のダルビッシュは、今季途中で左足付け根の痛みを訴え、故障者リストに登録された。その後、家族に関する個人的な事情により、7月から約50日間もチームを離れることになった。復帰までの間、ダルビッシュはリハビリやチーム活動に参加することができず、無報酬の制限リストに入ることを選択した。しかし、パドレスの経営陣は、彼に対し年俸が支払われる故障者リストに留まることを勧めていたのだ。
ダルビッシュは、この提案を固辞し、リハビリを行わなかった自分にお金を受け取る資格はないと考え、制限リスト入りを受け入れた。この潔い行動は、彼のプロとしての誠実さと責任感を示すものであり、球団だけでなく、ファンやメディアからも称賛の声が上がっている。
ダルビッシュは米スポーツメディア「スポーツ・イラストレイテッド」のインタビューで「怪我でプレーできなかったからお金を受け取らなかったわけではなく、球場に行って練習をしたり、遠征に帯同することができなかったためです」と述べた。彼は、自身がリハビリに専念できなかった期間中、給与を受け取ることに対し強い抵抗を感じていたという。
この出来事は、大谷翔平や他のメジャーリーガーに対しても大きな影響を与えた。彼らはダルビッシュの決断に敬意を表し、彼の人間性に深い感銘を受けたという。大谷はインタビューで「ダルさんは本当に素晴らしい選手であり、人間としても尊敬しています。彼の行動は私たち全員にとってお手本です」と語った。
ダルビッシュはその後、復帰に向けて順調な調整を行い、9月に約3か月ぶりとなる先発登板を果たした。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bhAnYrUAgP4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]