NHK大河ドラマ「光る君へ」もいよいよクライマックスに近づき、視聴者の期待はますます高まっています。第36話では、待ちに待った中宮・彰子の懐妊が明らかになり、物語は新たな展開を迎えました。この喜びを中心に、周囲の人々の複雑な感情や新たな運命が絡み合い、ドラマはさらに緊張感を増しています。
第36話は、道長が山での供養を終えて下山するシーンから始まります。道長は、長い供養の旅の疲れを感じながらも、無事に宮殿に帰還し、その後、しばらく病床に伏すことになります。しかし、彼が行った供養の効果が現れるのは、翌年の春。待望の知らせが彼の元に届きます。中宮・彰子が一条天皇との子を懐妊したのです。
時は1008年、道長が喜びに浸る中、ついに彰子が第一子を出産します。彼女が出産した子は「敦平親王」と名付けられ、その後、次々と重要な儀式や祝賀が行われます。宮廷内は喜びに包まれ、まさに歴史的な瞬間が訪れました。道長も孫の誕生を心から祝福し、その後の成長を見守ることになります。
道長にとって、この子供は単なる孫ではなく、藤原家のさらなる繁栄を象徴する存在でもあります。
一方で、この物語の重要な人物、真広にも新たな運命が待ち受けていました。道長に仕える真広は、自身の体調の変化を感じ取り、道長に「もしかすると、私も子を宿したのかもしれませぬ」と告白します。
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