1969年に公開された映画『栄光への5000キロ』は、石原裕次郎主演の壮大な作品として知られています。この映画は、石原プロモーション製作、松竹配給であり、制作費4億円(現在の価値で約13億円)という驚異的な予算をかけて製作されました。石原裕次郎が持つ「映画は劇場で観るべきもの」という強いこだわりのもと、この映画は長い間ソフト化されることはありませんでしたが、2013年に石原プロモーション設立50周年を記念して、ついにDVD化されました。
映画の中で石原裕次郎が演じた主人公、五代が乗る車は、日産が誇るR381-2です。この車は、1968年の日本GPで優勝した際のシボレーV8エンジンを搭載したモデルを基に、1969年には日産製V12エンジン(GRX-1)へと換装されたものです。
R381-2の登場シーンは、観客に強烈な印象を残しました。特に、低いシルエットと独特のリアウィングが特徴的で、そのデザインはレーシングカーとしての機能美を追求した結果です。石原裕次郎がこの車を駆る姿は、映画の中でまさに伝説的な瞬間として描かれています。
さらに映画では、サファリラリーを舞台にしたシーンも登場します。
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