アルファ ロメオ「スパイダー」は、その美しいデザインと優れた性能で長い間愛され続けたクラシックカーの一つです。特に1966年にデビューした初代モデルから始まり、1993年までの27年間にわたり生産されたこの車は、シリーズごとに独自の魅力を持っています。今回は、この「スパイダー」シリーズの中でも特に人気のあるシリーズ3について、35年間も所有している“コイダ”さん（65歳）へのインタビューを通じて、その魅力に迫ります。

シリーズ3を35年間所有する愛好家の声

2024年4月14日、埼玉県行田市で開催されたアルファ ロメオのミーティング「カフェ・ド・ジュリア2024」にて、“コイダ”さんにお話を伺うことができました。

彼の愛車は1989年式のスパイダーシリーズ3 クアドリフォリオで、35年にわたる所有歴を誇ります。

「新車で購入してから、これまでに約16万kmを走行しました」と語るコイダさん。彼がこの車を選んだ理由は、そのエクステリアデザインに惹かれたからだと言います。「ピニンファリーナが手がけたデザインは、いつ見ても惚れ惚れしますよ」。

しかし、長年にわたって愛車を維持するのは決して簡単なことではありません。コイダさんは、「車に対する愛情を100％注がず、15％くらいに抑えることが長く付き合う秘訣だ」と話します。

このバランス感覚が、彼を疲れさせずに長くカーライフを楽しませているのでしょう。

メンテナンスとケアのこだわり

コイダさんは、定期的なメンテナンスも欠かしません。特に幌の交換は8年ごとに行っており、現在装着しているものはすでに3セット目だそうです。また、エンジンオイルには20W-50という粘度の高いものを使用しており、車の性能を最大限に引き出すための努力を怠りません。

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