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1960年代に登場した謎の車「ジェット」—常識破りのミドシップ搭載、その秘密とは?
2024/08/19

1960年代中盤、モータースポーツの世界ではミドシップ車の導入が新たな常識として浸透し始めていた。しかし、当時の市販車でミドシップレイアウトを採用した例は非常に限られており、フランスのルネ・ボネ「ジェット」など、ほんの数例しか存在しなかった。この「ジェット」は、まさにその時代の車両開発の先駆けとなるべく、多くの人々を驚かせる存在だった。

スペースフレームとミドシップエンジンの革命

1965年、トリノ・ショーで発表されたのが、ランボルギーニ社のブースに展示されたローリング・シャシーである。これは鋼板で組み立てられたスペースフレームに、自社製のV型12気筒エンジンを横置きで搭載したものであった。このシャシーは「TP400」と呼ばれることになり、当時の自動車業界に衝撃を与えた。

この新たな挑戦により、「ランボルギーニがモータースポーツに参戦するのでは?」という噂が広まった。

ミウラの誕生と市場の反響

翌1966年のジュネーヴ・ショーでは、前年のベアシャシーにカロッツェリア・ベルトーネ製のエキゾティックなボディを組み合わせた市販スポーツカー「P400ミウラ」が発表された。ミウラは、ランボルギーニにヘッドハンティングされた設計者ジャン・パオロ・ダラーラ氏やテストドライバーのボブ・ウォーレス氏など、のちに“レジェンド”と称される若手スタッフたちの自主製作プロジェクトから始まった企画であった。

当初、フェルッチオ・ランボルギーニ氏は、このプロジェクトに難色を示していたが、カロッツェリア・ベルトーネのヌッチオ・ベルトーネ氏との協議の結果、限定生産という条件で製作を許可した。しかし、ジュネーヴ・ショーでの反響が大きく、富裕層からの購入希望が殺到し、やむなくシリーズ生産化に踏み切ることになった。

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