19歳で車の免許を取得した時、私のカーライフが始まりました。当時は中型で免許を失い、1年間の欠格期間がついていましたが、それでもやっとのことで免許を手に入れました。そして最初に購入した車はスカイライン鉄仮面。今考えると、あのスカイラインは私にとって最初の大きな出会いでした。足回りやマフラー、バケットシートといったライトチューンを施し、スピード感を楽しんでいたのを鮮明に覚えています。

しかし、運命は私を違う方向へと導きました。ある日、友人にそのスカイラインを貸していた時のことです。友人が壁に激突し、あの愛車は廃車となってしまいました。あの時のショックは、今でも忘れられません。

KP61スターレットとの出会い

スカイラインを失った後、次に手に入れたのがKP61スターレットDXでした。この車を手にしたのは、廃車後すぐのこと。値段は20万円。当時の私には高価な買い物ではありませんでしたが、その車がこれから私のカーライフを大きく変えるとは思ってもみませんでした。

最初はスタンダードな形で手に入れたこのスターレットでしたが、私はコツコツと改造を重ねていきました。ホームコースは六甲山、そして仁川ピクニックロード。週末になると、友人たちと夜な夜な集まり、山道を駆け抜けていました。

最終的にはエンジンを1430ccにボアアップし、ハイカム、ハイコンプ、燃焼室加工を施しました。

そして、ソレックス44パイのキャブレターを装着し、タコ足にサイド出しのストレート管を装備。まるで別の車に生まれ変わったかのようなパワーを感じました。

足回りもTRDのオイルやレーシングスプリング、ピロアッシといった強化パーツで武装。駆動系にはデフロック、強化クラッチ、軽量フライホイールを装備し、ミッションはSi用へと変更。

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