長野のイベントで見たあの車、この街中で見かけたら誰もが驚くこと間違いなし。それは、1967年のウルトラセブンに登場した『ポインター』だ。我々の世代であれば、『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』のシリーズに心躍らせて観ていたことでしょう。その中でも劇中車の『ポインター』は多くの人を魅了しました。
『ポインター』はウルトラ警備隊の専用車両であり、数々の特殊装備を内蔵したスーパーカーです。型式名はTDF PO-1。そのベース車両となったのは、10年落ちの中古車である1957年型『クライスラー・インペリアル・カスタム』であり、その購入価格はわずか5万円だったと伝えられています。
設定によれば、『ポインター』は前部にロータリーエンジンとジェットエンジン、後部にジェットエンジンを備えているという三つのユニットを搭載しています。通常の走行時にはロータリーエンジンを使用し、いざという時にはジェットエンジンに切り替わります。この時、最高時速は365kmにも達し、新幹線よりも早い速度で駆け抜けます。その速度のため、運転は自動操縦に切り替わるそうです。
この『ポインター』のナンバーは『品川』で、バックサイドの羽を外せば通常の道路を走行することも可能です。今、イベントなどでよく見かけることができる『ポインター』は、ウルトラセブンファンのオーナーが同じベース車両を用いて造られたレプリカです。多くのファンに夢を与え続けていることに感謝です。なお、実車の所在は現在不明です。
それでは、実際に筆者が長野のイベントで出会ったその日のことを振り返ります。
今年の長野のイベントは、普段の生活とは一味違う非日常的な時間を過ごせる場所でした。イベント会場に足を踏み入れると、ひときわ目立つ光景が広がっていました。そこに鎮座していたのは、彼らの象徴とも言える『ポインター』。初めて目にするその実物に、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
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