私は、18歳で免許を取得した時に、初めてセリカ2000GTVという車を購入しました。その当時、この車は私にとってただの交通手段ではありませんでした。それは夢、自由、そして若さの象徴でした。
セリカ2000GTVはそのスポーティなデザインとパフォーマンスから、私の心を鷲掴みにしました。しかし、ただのセリカでは満足できず、改造を施すことに決めました。フロントのサスペンションはバネを切って車高を下げ、リアはスプリングシートを重ねて無理やり上げました。この改造により、車はよりアグレッシブで独特のスタンスを持つようになりました。
あの時代、改造車に対する法規は厳しく、特にドアミラーに変更するだけでも違反とされることが多かったのです。私はその事実を知らずに、ドアミラーに改造してしまったのです。
お巡りさんは短くて鋭い呼び止めの笛を吹き、私は急いで車を路肩に停めました。心臓がバクバクと音を立て、冷汗が流れます。
「おはようございます。少し拝見させていただきますね」と、お巡りさんは穏やかに話しかけてきました。しかし、内心では何か重大な違反を犯してしまったのではないかと不安で仕方ありませんでした。
お巡りさんは車全体をじっくりと観察し、特にドアミラーに目を向けました。そして、その厳しい目つきが一瞬緩み、「このミラー、合法ではないのはご存知ですか?」
その後、私はお巡りさんから詳しく説明を受け、ドアミラーの規制について学びました。彼は単に取り締まるだけではなく、この違法改造がどれだけ危険であるかを教えてくれました。例えば、視界の確保が十分でない場合、他の車両や歩行者に対する危険性が増すことを説明され、私は意識的にその話を聞き入れました。
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