1981年式マツダルーチェレガートLTDは、当時の車好きたちを虜にした一台でした。その心臓部に搭載されたのは、13Bロータリーエンジン。レシプロエンジンとは異なる特性を持ち、滑らかで独特な回転フィールを提供してくれました。アクセルを踏むと、タコメーターの針が一気にレッドゾーンへと駆け上がり、そのレスポンスの速さに驚かされるばかりです。13Bエンジンは、まるで生き物のようにドライバーの意思に即座に反応し、まさにスポーツカーの新しい可能性を示していました。
このルーチェにはオートマチックトランスミッションが搭載されていました。多くのスポーツカー愛好家にとっては、5速マニュアルミッションであればより楽しめたのではないかと思うかもしれません。
当時の日本では、排気量によって車の分類が行われており、13Bロータリーエンジンは5ナンバー枠でありながら、そのパワーは3ナンバークラスと同等かそれ以上のものでした。これにより、税金などの維持費の面でお得感がありつつも、パフォーマンスを妥協することなく楽しめるというメリットがありました。
しかし、この13Bロータリーエンジンには大きな弱点もありました。
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